自社に稼ぎまくりたい社員が少ないと『目標達成すれば給与アップ・賞与アップする!』と訴えても響かない

最近では、目標管理制度(MBO)やKPIマネジメントが機能しないことが増えています。それは何故かというと、とくに若い人(いわゆるZ世代)を中心に「お金を稼ぐということが生きがいだ」という人がとにかく減っているからです。

お金を稼ぎまくりたいと思っていない人に目標達成したら賞与が上がる。さらに良い評価を積み重ねれば、昇格して基本給も上がっていくなどと訴えても、ほとんど意味がありません。

なぜなら、欲しいと思っていないものをあげると言われて頑張る人はほとんどいないからです。これからの時代は、「お金を上げる」「昇格させる」などの昭和や平成の時代に社員が欲しいと思っているものを、令和の時代に欲しいと思っている人は、ほとんどいないと思ってマネジメントをするべきです。その意味で、マネジメントの難易度は、昭和や平成に比べてとても上がっているということになります。

だからこそ、時代のトレンドを捉えたマネジメントを展開するべきです。そのためには、経営者の方や管理職・上司の皆様の『常識』をアップデートする必要があります。自分の常識をアップデートするのは、異業種交流会や経営者団体などで経営者同士で集まって話をしても難しいですし、同じ社内の管理職同士で話し合っても難しいです。そのような場では、現代の若者に対する愚痴を共有する程度の話に終始してしまいます。

なぜなら、これらの人たちのほとんどは「古い常識で生きている」からです。なので、新しい令和の常識を知っている人から学ぶ必要があります。とはいっても、経営者の方や管理職、上司の皆様がZ世代本人から学ぶというのはなかなかハードルが高いと思われます。

ですので、新しい常識を知っている現場に詳しい専門家とともに、社内で仕組みを見直していく必要があります。ただし、ニュースなどを見ただけで、さも最近のトレンドを知っているかのようにふるまう専門家もいるので注意してください

必要なのはニュースの知識ではなく、職場の実態、つまり現場を知っているかどうかです。

ぜひ皆様も事業成長や事業承継に向けて、強い組織をつくるため、新しい常識を理解したうえで、人事の仕組みを見直していただけましたら幸いです。

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この記事を書いた人

大橋 高広 大橋 高広 株式会社NCコンサルティング 代表取締役社長

株式会社NCコンサルティング 代表取締役社長。人事コンサルタント。現場で実践して成果が出ることにこだわった『人事制度の設計と運営』と『マネジメント研修』の専門家。創業10年以上、支援実績100社以上、1on1実績1,500名以上。ビジネス作家として、商業出版3冊(15,000部以上)を上梓。セミナー・講演・寄稿などの活動も積極的に展開。

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