今回は厳しいビジネス社会で活躍したい方が知っておきたい、今後に流行る評価基準と正当に評価されるための会社・上司のアプローチ方法をご紹介します。
- これから求められる2つの評価基準
- 会社や上司に正当に評価されるためのポイント
- 従業員が意識したいポイント
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【Youtube公式チャンネル】人事のプロ 大橋高広
アフターコロナ後の評価基準2つ
テレワークによって、「生産性が向上した」や「従業員満足度が高まった」という声をよく聞きます。
今回の未曽有の災害後、プロセスを重視した人事評価の価値が下がり、コミュニケーションの頻度も下がっていきます。
そのため、今後は以下の評価基準が主流となります。
数値目標の達成
第三者の目から最もわかりやすい評価基準が数値目標の達成です。
もちろん、プロセスも大事です。多くの面談を通じて、「努力の過程にこそ価値がある」ことは重々承知しています。
しかし、従来のプロセス評価だけでは人材育成の観点、企業の競争優勢性を確立する観点からも機能しなくなっているのが現在です。
ぜひ上司との面談を通じて、具体的かつ定量化が可能な数値目標を設定し、その目標を達成するようにしましょう。
成果物(QCD)
社員による成果物は、企業の利益の源泉であり、公正な評価をしやすい指標です。
しかし、ただ成果物を提出すればよいというわけではありません。
評価されるための成果物には3つの特徴(QCD)があります。
この3つを意識する事で、会社は従業員を正当に評してくれます。
一方で、成果主義的な評価制度ばかりに抵抗を感じる方は、もうひとつ方法があります。
自分の頑張りを会社に伝える
自分を正当に評価してもらいたい場合、1on1ミーティングや面談を通じて、具体的な数値目標の達成、成果物だけでなく、「自分の頑張り(プロセス)」を伝えましょう。
テレワークでは顕著ですが、オフィスの中でも会社や上司は従業員の頑張りが見えにくくなっています。
自分の評価を主張するという行為に不安を感じる方もいらっしゃいます。
しかし、「自分の頑張りを自分で伝える」行為は、決して上司の機嫌を取る行為ではありません。
事実(数値目標の達成と成果物)を事実として伝え、正当に評価してもらうための行為です。これができれば、あなたへの評価は格段に上がります。
会社から評価されていないと感じる人の特徴
最後に「会社から評価されていない」と感じる人の特徴をご紹介します。
もしあなたの頑張りを会社が見ていないことが事実であれば、とても問題です。
しかし、このように感じる方に「あなたの頑張り」をヒアリングしてみると、ほぼすべての方が「的確かつ具体的な」話ができない方でした。
つまり、先にご紹介したように「数値目標の達成」と「成果物(QCD)」、そして「自分の頑張りを伝える」ということが足りていないと感じます。
最低でも「自分の頑張りを伝える」ことは臆せずに、実行してください。
年収をアップしたい方へ
今回はテレワーク時代に流行る評価制度と活躍したい人のための心得というう2点でご紹介しました。
Youtube公式チャンネル『大橋高広 人事のプロ』では、年収をアップしたい人のための最強のスキルアップ術もご紹介しています。
よろしければ、こちらも観てみてください。
テレワークが急速に進む中、従来型の評価基準が機能不全を起こし、本当の意味での働き方改革が一気に進んでいます。